朝夕の冷え込みが厳しくなるに連れて 早咲きの椿が 次々と咲き始めました
『七福神弁天』(しちふくじんべんてん/別名 弁天神楽べんてんかぐら)何とも縁起の良い名称ですが一輪花を咲かせました。早咲き椿『太神楽』(だいかぐら)の枝変わりと言われており葉は不定形の中形で 葉質厚く不規則に変形し黄斑が入り鋸歯を欠く 低木性で樹勢は弱く伸長の遅い椿です。
また『台湾椿大東茶』(だいとうちゃ)も純白の花をつけました。さらに 早朝に 朝刊を取りに玄関脇の鉢に近づくと ほのかにさわやかな香りのする『梅ケ香』(うめがか)も濃桃色の蕾と極淡桃色の花をつけました。この椿はハルサザンカの仲間と言われています。加えて『日光』(じっこう/別名 紅唐子 べにからこ)の先走りの一輪が花径4.05mmと極小輪に近いサイズで咲きました。
今号では 前号に続き『自然実生から生まれた品種②』をご案内します。(有楽斎)