ぶらっとサロン椿通信 令和3年10月号
令和3年10月20日発行(第35号)
10月に入り朝日二丁目集会所近くの蕨公園の山茶花『朝倉(あさくら)』(外側に淡く桃色を帯びる白八重カップ咲きの品種別名:あけぼの富士)がちらほらと咲き始めました。この時期に開花するのは山茶花がほとんどなのですが一部早咲きの椿も咲き始めます。
椿は自家受粉をきらうので、種を蒔いて育てる(実生=みしょう)と親木とは異なる花を咲かせる可能性が高いという特性があります。自家育成の曙(あけぼの)から自然実生で出来た希少種桜葉桃色吐息(さくらばももいろといき)が昨年より1か月ほど早く10月15日に開花しました。この椿の葉は桜の葉のような大きな鋸歯をしています(突然変異の一種と思われます)。桃色系の花を付け濃紅の斑入りの花も咲きます。昨年は11月17日に開花し翌年3月下旬まで次々と長い期間に亘って咲き続けました。親木の『曙』&新種『桜葉桃色吐息』&同種の開花間近な『蕾』の写真もご覧ください。
今号では『自然実生から生まれた品種①』をご案内します。(有楽斎)
蕾① | 蕾② | 桜葉桃色吐息 | 親木の『曙』 |