ぶらっとサロン椿通信 令和3年9月号
令和3年9月20日発行(第34号)
自宅の早咲き椿『炉開き(ろびらき)』が 昨年より2週間ほど早く9月10日に開花しました。(写真①)
『炉開き』は、種子親がユキツバキと茶の自然交配雑種。新潟県栃尾市の民家で発見されました。雌樹がお茶で雄樹はユキツバキなのでしょうか。淡いピンク色の花で、一重平開咲き。花経は4cmほどの極小輪。確かにピンク色で、茶樹にピンク色の花はないですね!ユキツバキの赤を受け継いだのでしょうか。花弁は、5~6枚で、整った花にならないのは、茶の遺伝子のせいかも。茶は、花弁とがくはそれぞれ5枚。ツバキは、花びらが6枚、5枚にならないものも多い。木の姿も、お茶の木に似ています。(NHK趣味の園芸meikaさんの園芸日記より)
もう一種類『西王母(せいおうぼ)』は 昨年は 9月13日に開花したのですが今年は少し遅れて9月16日に2輪開花しました。(写真②)江戸末期頃から金沢に伝わる茶席の名花。淡桃地に紅色のぼかしが入る 一重 中ふくらみの筒咲き 筒しべ 中輪の愛らしい椿です。
今号では『久留米ほかの古典品種』をご案内します。