大谷翔平 大リーグ史上初 50HR50盗塁達成 「51-51」に伸ばす     ~2024年9月20日 21時43分 NHKニュースより

大谷翔平 大リーグ史上初 50HR50盗塁達成 「51-51」に伸ばす     ~2024年9月20日 21時43分 NHKニュースより

町内には、何の所縁も御座いませんのは、重々承知しては、いるので御座いますが…
再び興奮状態で、投稿してしまいました。I’m sorry!!

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は19日のマーリンズ戦で2つの盗塁を決めたあと、3本のホームランを打って、今シーズンのホームランが51本、盗塁の数は51に伸ばしました。
1つのシーズンでホームラン50本、50盗塁以上を達成したのは大リーグで史上初めての快挙です。

Ⅰ.「50-50」達成 3打席連続HR 6打数6安打10打点
ドジャースは19日、相手の本拠地マイアミの「ローンデポ・パーク」でマーリンズと対戦し、大谷選手は1番・指名打者で先発出場しました。

試合前の時点でホームラン48本、49盗塁としていた大谷選手は1回の第1打席で右中間フェンス直撃のツーベースヒットで出塁すると、その後、1アウト一塁二塁の場面で、三塁への盗塁を決めて今シーズンの盗塁を「50」としました。
そして2回にも盗塁を決めて記録を「51」に伸ばしました。6回の第4打席は1アウト二塁の場面で低めのスライダーを捉えて飛距離133.5メートル、右中間スタンドの2階席まで届く49号のツーランホームランを打ちました。

そして、7回の第5打席はアウトコース低めのナックルカーブを逆方向のレフトスタンドに運び、2打席連続となるツーランホームランでシーズン50号に到達しました。
大谷選手は今シーズン、出場150試合目でホームラン50本、51盗塁として、大リーグ史上初めて「50-50」を達成しました

勢いはとどまらず、9回の第6打席は2アウト一塁二塁で、相手の5人目で登板した野手のピッチャーから51号となるスリーランホームランを打ちました。1試合での3打席連続ホームランは自身初めてです。

大谷選手はこの試合、6打数6安打10打点をマークし、1試合のヒット6本、10打点も自身初めてです。
さらに、リーグトップの今シーズンの打点を「120」まで伸ばし、日本選手のシーズン最多打点も更新しました。
試合はドジャースが20対4で大勝し、ワイルドカード以上での12年連続となるプレーオフ進出が決まりました。大谷選手にとっては初めてのプレーオフ進出です。

Ⅱ.大谷翔平「一生忘れられない日になるんじゃないか」
大谷選手は試合後、グラウンドで行われたインタビューで「きょう本当に勝ててよかったですし、早く決めたいなと思っていたので一生忘れられない日になるんじゃないかと思う」と話しました。
そして、この試合の勝利でチームがプレーオフ進出を決めたことには「チームは変わったけど大リーグに来てずっと夢に見ていた。チームとしてもいい勝ち方ができてすばらしい日になった」と話し、大リーグ7年目で念願のプレーオフに進出したことを喜びました。

【データ】大谷翔平 この試合で達成した記録
▽大リーグ史上初のシーズンホームラン50本、50盗塁
▽ドジャース歴代1位
シーズン51号ホームランと1試合10打点(これまではショーン・グリーンさんが2001年に記録したホームラン49本がチーム歴代1位)
▽日本選手最多
シーズン通算120打点(これまでは2005年に松井秀喜さんがマークした116打点)
▽1試合で6安打 ホームラン3本は自身初

マーリンズ監督(対戦相手チームの監督)「史上最高の選手になるかもしれない」
マーリンズのシューメーカー監督は大谷選手の快挙について「彼が50本のホームランを打ったのは、私が今まで見た中で最も才能のある選手だからだ。彼のピークが2、3年続けば、史上最高の選手になるかもしれない」と称賛しました。そのうえで「ファンの1人としてスタンドで観戦していたかった。マーリンズにとっては最悪だったが、野球にとってはいい日だった」と話していました。

【ポイント】「50-50」の価値は
日本のプロ野球では打率3割、ホームラン30本、30盗塁をマークすると総合力の高さを「トリプルスリー」と評価されるように、大リーグではホームラン30本、30盗塁を達成した選手たちを「30-30クラブ」、ホームラン40本、40盗塁を「40-40クラブ」と呼んで1つの称号としてたたえられます。

「30-30」クラブには
▽ガーディアンズのホセ・ラミレス選手や
▽ロイヤルズのボビー・ウィットJr.選手など、
今シーズン達成した選手を含めて70人以上の“クラブ会員”がいますが、「40-40」クラブは大谷選手を含む6人のみです。

大リーグを20年以上取材しボストンの地元紙でレッドソックス担当する、ピーター・エイブラハム記者は「ホームランと盗塁という数字は“パワフルで速い”という単純なものを示しているが、それができる選手は多くない。複雑な指標ではなく、ファンがシンプルにその選手のすばらしさ、どれだけ優れているかを理解できるところがこのクラブの魅力だ」と、その価値を話しています。

大谷選手は大リーグで初めてホームラン50本、50盗塁を達成したことでたった1人の「50-50」クラブの会員となりました。

エイブラハム記者は「『50-50』はベーブ・ルースの史上初のシーズン60本のホームランや、ジョー・ディマジオの56試合連続ヒットの大リーグ記録などの偉大な記録の1つだ。数年前には不可能に思われていたが、これで『50-50』を目標にしようという選手が出てくると思う。時間はかかるが、達成可能な選手も出てくるだろう」と大リーグの歴史の中でも大きな足跡となると期待していました。(I)