つらつら椿レポート 実生チャレンジ物語 since 2022 はじめに…

つらつら椿レポート 実生チャレンジ物語 since 2022 はじめに…

現在、朝日二丁目集会所前斜面に「つらつら椿外苑」(仮称)を整備中です(後援 :朝日二丁目いきいきサロン・協賛 : 美しくしよう会)。

写真は、過日美しくしよう会で整備を始めた集会所前古墳への階段からわらびの里公園までの道の様子です。その脇に、実生椿苗8種を移植する準備をしています(最終の植樹予定)。山田さん提供の特製堆肥を漉き込み準備万端。種蒔から7~8年経過した苗木で、今季初開花が期待出来る椿たちです。

奈良時代から続く東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、お水取りともいわれます。その修二会の仏前に、練行衆の僧たちによって、行の一つとして手作りされた、和紙の椿が供えられています(花拵え)。赤い花弁は、紅花(べにばな)染め。雄しべの黄色は支子(しし=くちなし)で染められています。詳しくはpdfでご確認下さい。

つらつら椿レポートでは、今回から現在チャレンジ中の、椿の実生と挿し木の奮闘記(第1~3部)を順次お伝えする予定です。

第1部 ハイドゥーン椿(ベトナム原産椿)編昨年(2022年)初めてハイドゥーン椿に3個の果実が出来ました。念願の実生苗作りにチャレンジします……椿の実生は、種を蒔いてから開花までに7~8年、時には10年以上かかることもあります(日本原産の藪椿系の場合)。果たして外国原種椿はどれくらいかかるのでしょうか。長い挑戦の始まりです。写真左から①蕾②果実③裂果④種子

第2部 大東茶(台湾原産椿)編大東茶(台湾椿)で2度目の実生苗作りにチャレンジします(2020年に一度チャレンジして、2本の苗木の育成に成功しました)。大東茶(台湾椿)の種子はとてもユニーク……2020年の実生苗のうち1本をつらつら椿外苑(仮称)に移植しています(親樹と実生苗を並べて植樹)。そちらも合わせてお楽しみください。写真左から①大東茶(花)②果実③種子④2020年実生苗

第3部 展示椿挿し木チャレンジ編2023年2月24日(金)から、26日(日)のいきいきサロンをはさんで28日(火)まで開催された「私こんなの創っています展示会」で展示をした椿など合計43本の挿し木の記録です…。写真は「私こんなの創っています展示会」での展示風景4点です。

次回は、7月14日(金)に、第1部ハイドゥーン椿(ベトナム原産椿)編を発行予定です(人足)。