つらつら椿苑開花情報(2022-2023) vol.5 &まんだら山の『ギンリョウソウ』

つらつら椿苑開花情報(2022-2023) vol.5 &まんだら山の『ギンリョウソウ』

今季も椿の花が咲き始めました(令和4年9月24日)。朝日二丁目某所の『つらつら椿苑』(非公開)の椿開花情報をお伝えいたします(開花期間に毎月1回程度発行)。開花数が100花を超え150花に!!

現在、朝日二丁目集会所前斜面に「つらつら椿外苑」(仮称)を整備中です。3月16日に住民の長寿を願って命名した『朝日の紀寿椿』(紀寿(きじゅ)=100歳)を皮切りに、4月10日現在第1期整備として37種40本を移植済です。
第2期整備として洋種椿(外国産の原種椿、およびその大部分が日本原種の藪椿(Camellia Japonica)を交配親として外国で作出された品種)などを18種20本ほどを鋭意移植中です。最終的な植樹数は紀樹(100本)が目標です。複数年かかるかも…。
また、椿と共に一人静、二人静、十二単、西教寺シャガ、ホタル袋、立浪草、ホトトギス、キイジョウロホトトギス、吉祥草、イカリ草、宝鐸(ホウチャク)草、ヤブレガサなどなども一緒に植え付けています。散歩がてら立ち寄って、探してみてください。
さらに、すべての椿にはネームプレートを付けています。品種名のうち実生(みしょう)椿には、今般の移植を機に、万葉集に載る椿を詠んだ9首の歌から借用し命名をしています(※1)。(有楽斎)

※1.藪椿系を親とする自然実生の小輪白椿には『都良都良椿(つらつらつばき)』と命名しました。
万葉集第一巻『巨勢山乃 列々椿 都良々々尓 見乍思奈 許湍乃春野乎』
作者: 坂門人足(さかとのひとたり)
よみ:  巨勢山(こせやま)のつらつら椿つらつらに見つつ思(しの)はな巨勢の春野を
意味:  巨勢山のたくさんの椿たちよ。春に咲く椿の美しさを褒め称えたいものです。
命名にあたり「朝日弐乃 列々椿 都良々々尓 見乍思奈 小野乃春野乎」と訳し6本の実生椿に『朝日弐乃』『列々椿』『都良都良椿』『見乍椿』『思奈椿』『小野乃春野』と命名しています。それぞれ何処に植えてあるか探すのも一興かと存じます。(4月10日現在未植樹の実生椿もあります。移植待機中です。)

特別付録:まんだら山の某所で「銀竜草(ギンリョウソウ)」(別名:ユウレイタケ)を発見しました。とても珍しいのでアップロードいたします。(I)