「パソコン記念日」「キーボードの並びはどのように決められた?」「マウスの移動距離には単位がある」などパソコンにまつわる面白い雑学を紹介します。
9月28日はパソコン記念日
今回は「パソコン記念日」について解説していきます!
なぜ9月28日が「パソコン記念日」なのかというと、1979(昭和54)年9月28日に日本電気(NEC)がパーソナルコンピュータPC-8000シリーズを発売したことが由来となっています。この「PC-8000」シリーズというのは後のパソコンブームの火付け役ともなったとされていて、「PC-8000」シリーズは3年間ほどで約25万台を売り上げるというヒット商品となりました。その後には「PC-8000」シリーズの後継機として「PC-8800」「PC-9800」シリーズなどが発売されたそうです。
「PC-8000」シリーズについては現在のパソコンのようにモニターとディスプレイが分離されておらず、一体型となっていました。当時の希望小売価格は168,000円だったそうです。
168,000円という価格だけを見ると現在とそんなに変わらないように思えますが、当時の大卒の初任給が11万円だったことから考えるとそれなりに高価なものだったということがわかりますよね。
実は日本国内で「パーソナルコンピュータ」という言葉が初めて使われたのが「PC-8000」シリーズであって、それまでは「マイクロコンピュータ」の略で「マイコン」と呼ばれていました。
「PC-8000」シリーズが大ヒット商品になったことから「パソコン」という言葉は一気に日本へと定着することになりました。
キーボードの並びはどのように決められた?
パソコンに文字を入力するための装置であるキーボードですが、最初にパソコンを触った時には少しそのローマ字の配列に困惑してしまいましたが、慣れるとスムーズにタイピングできるようになりますよね、このキーボードの配列には実は名前があって、キーボードの左上のキーの並びから「Qwerty(クワーティ)」配列と呼ばれています。
このキーボードの配列については、タイピングがしやすいように考案されたと思われていますが、実はそうではないそうです。「Qwerty(クワーティ)」配列についてはパソコンやワープロが登場する前のタイプライターの配列をそのまま受け継いだものなんですね。
それでは、なぜタイプライターの文字の配列が「Qwerty(クワーティ)」配列になっていたのかというと諸説あります。タイプライターの印字棒が絡まることを防止するためにわざとタイピングし辛い配列にしたという説や、セールスマンが「TYPE WRITER」という単語を打ちやすくしようとしたという説が存在しています。
マウスの移動距離には単位がある
カーソルを移動させるために必要なものと言えばマウスですよね。
実はこのマウスの移動距離を示す単位が存在しているのです。その単位は「ミッキー」と言います。1ミッキーは100分の1インチのことで、マウスの1ミッキーの移動で画面のカーソルは何ドット移動したかなどを調べるのにこの単位が使われていたそうです。「ミッキー」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは「ミッキーマウス」ですよね。なぜこんなユニークな名前にしたかというと、この単位を作った人のほんのジョークだったようです。
そもそもマウス自体も実際にネズミに似ているからという理由でつけられたものですが、そのようなユニークな発想があってこそ、最先端の物づくりが出来ているのかもしれませんね。
以上がパソコンの雑学でした、いかがでしたか?