スマートメーターの話

スマートメーターの話

皆さんの家に電気の検針員が最近来ないことに気が付いていますか。
実は、ほとんどの家のメーターがスマートメーターに置き換わっています。
メーター内に通信機能(920MHz帯関西電力)が内蔵されていて、その通信方法はいろいろありますが、住宅密集地ではマルチホップ方式(比較的低出力の無線を用い、他の無線端末を経由してバケツリレーのようにデータを伝送する方式)が支流で、メーターとメータ間で通信を何百台とリレーしていくのです。(数十メートル)それをどこかの電柱にコンセントレーター(集約装置)という機器を取り付けて集約し、有線や携帯電波でサーバーに送り込むのです。
山間部などメーター間が遠い場合などは直接(携帯通信方式)を採用しているようです。

又、今この数年で普及するであろう、ガスメーター(一部で実用)、水道メーターもスマートメーターに置き換わるようです。この場合は、電気がないので、10年もつ電池方式にするようですが、通信方式もマルチホップ方式、携帯通信方式、普及している電気のスマートメーターに相乗りなどいろいろ研究されているようです。

スマートメーターの機能と特徴
(1)通信機能を持つ
スマートメーターは電気使用量データを通信機能を使って送信し、受け取った送配電事業者から小売電気事業者に通知します。
これまでは月に一度、検針員が検針のためにご家庭やオフィスを訪問していましたが、スマートメーターを導入することで自動検針と電気使用量のデータ通信が可能になるため、訪問作業が不要となるのです。
(2)30分ごとに電気使用量を計測できる
これまでは毎月、検針日のタイミングで電力会社が各ご家庭に訪問し、電力メーターの数字を読み取って電気使用量を計測していました。
一方、スマートメーターはご家庭やオフィスの電気使用量を30分ごとに計測します。電力消費量の多い時間や少ない時間といった、細かい使用量の把握が可能になります。
(3)ブレーカー機能を持つ
スマートメーターには、内部にブレーカー機能が搭載されています。契約アンペア数の変更が自動ででき、災害などの場合遠隔で遮断できる。
(4)電力会社の交換がいつでもスムーズ
使用量が、各電力小売り会社に送付されるだけなので、自宅では何もする必要がない。

良いこと尽くめですが、デメリットは無いのか?
(1)一部には、このメーターが付いてから、頭痛・耳鳴り・不眠症になった、この電磁波は発がん性があるなど騒いでいる人もいる(電磁波過敏症)。
(2)電気の使用量がデーター管理されていますので、万が一データーが盗まれるようなことがあれば、他人に家庭での電気の使用状況が分かってしまうという点です。
(3)検針員の仕事がなくなった(シクシク(;_:))。