はじめに、祝10万回。「神様、仏様、救世主…様」は、ひじょ~に面映ゆいのですが・・・。小生には『Camellia様、放蕩様、旧世種様』とも聞こえ、椿に現(うつつ)を抜かす昭和時代のおっさんとしては、この上ない至福の誉め言葉であり、恐縮至極に御座いまする。(太郎冠者)
さて、昨年整備を始めた、つらつら椿外苑の椿は、今季53品種が開花して終えました。
一方、移植椿のマザーファーム(つらつら椿苑)には87品種の椿が咲きました。
椿の蜜を啄むメジロ3態と苑外植栽の椿4種に加えて、今季咲かなかった残念な椿の中から6種を交え、計100種の椿を3回に分けてご紹介し、今回が最終回となります。(順不同)
最後を飾る椿は勿論『太郎冠者』(たろうかじゃ/別名:有楽うらく)です。
最終回(開花記録通算Ⅴ)は、①「椿『加茂本阿弥』を啄むメジロ」。②朝日1丁目遊歩道の『明石潟』。日本産で最も大きい椿のひとつです。今季は残念ながら咲かなかった椿③ユキバタツバキ『一楽(いちらく)』(マザーファーム)④『西王母(せいおうぼ)』(つらつら椿外苑移植種)からスタートです。計34種をお楽しみください。
注1.写真には、品種名・来歴等・撮影日を付記しています。
注2.マザーファームつらつら椿苑は、非公開・非公表です。
注3.ユキバタツバキは、ツバキ科の常緑低木。東北~北陸地方の日本海側の多雪地帯に適応した低木でヤブツバキとユキツバキの自然雑種だとされています。奥琵琶湖、山門水源の森が南限とされ、開花のピークは例年4月上旬です。この花の面白いのは、色・形・大きさ・花弁の状態などが様々で有ることです。(山門水源の森ホームページより)
注4.『太郎冠者』…花色は紫を帯びるため高貴な花とされ江戸期から茶席に重宝されてきた椿。狂言の登場人物の中で最も代表的なキャラクターが太郎冠者(たろうかじゃ)で、「冠者」とは使用人の事、太郎とは、一番目、すなわち筆頭の召使いという意味。別名「有楽(うらく)」は織田信長の弟、有楽斎如庵が好んで用いた椿の意(NHK趣味の園芸ほかより)
最後までお付き合いをいただきありがとうございました。(太郎冠者)